アロマクラフトと石けんで使用する精油って…
ちょっと長いです。
今現在、アロマテラピーでは、フランス式アロマテラピーを学んでいます。
フランス式アロマテラピーとは、大きくメディカルアロマテラピーとファミリーアロマテラピーに大きく分けられます。
メディカルアロマテラピーとしては、医療の一部として取り入れ、使用されていて、薬局にもエルボステリアという薬剤師さんがいます。
ファミリーアロマテラピーとしては、メディカルアロマテラピーとしての医療的に使用されるエビデンスなどに基づいて日常的に家庭でできる最善のホームケアに使うアロマテラピーです。
日本でのアロマテラピーはイギリスなどと同じでリラクゼーション的なマッサージなどの意味合いが大きいでしょうか。
今ではイギリスでもクリニカルアロマテラピーコースというのができましたが、日本ではまだまだのようです。
私が学ぶアロマテラピースクールでは、このフランス式アロマテラピー、ファミリーアロマテラピー(家庭の薬箱)という形で学んでいます。
一方、手作り石けんでの香り付けで使用する精油ですが、そもそもアロマテラピーとしての役割はあるのか?
という疑問がずっとありまして、自分なりに少し調べてみました。
80℃で保管した精油(ラベンダーとオレンジスイート)では、ラベンダーについては加熱により 主成分であるリナロールと酢酸リナリルが減少し、リナロ ールオキシドの増加がみらるそうです。
オレンジスイートについては主成分であるリモネンが減少し、 リモネン酸化物が増加するそうです。
手作り石けんは40℃前後で苛性ソーダとオイルを攪拌し、香りづけの精油を入れてさらに攪拌。
そして、24時間保温します。
保温のピーク温度は50℃前後。
高温ではありませんが、50℃前後で数時間
モノテルペン類(先程のリモネンがそう)やアルデヒド類は酸化しやすくモノテルペン類は10℃高くなるごとに反応速度が3倍になるそうで、ヒドロペロキシドという成分が形成される柑橘系以外にはジュニパーベリーやパインにも含まれています。
アルデヒド類は酸化するとカルボン酸という有機酸になりそれぞれが皮膚刺激を起こします。
この時点で、柑橘系、ジュニパーベリー、パイン、などを石けんたねに入れると皮膚刺激を起こす可能性があるかもしれない。
実際、今までに私は石けん作りでは気にせず香り付けに精油を入れていました。
もちろん柑橘系やラベンダーも。
肌も1日1日違うので何とも言えませんが、肌がピリピリしたり痒くなったりする日が少なからずありました。
オイルかな??とも思ったりしてたのですが、こう見てみると精油の可能性も無きにしも非ず。
もちろんオイルにも皮膚刺激を起こす成分が入っているものもあるので、100%精油です!
とは言いません。
でも、自分で作る石けんなので、皮膚に優しい石けんを作りたい。
香りに関しても、トップ、ミドル、ベースで持続時間も違うし石けんに入れて使えるようになるまで約1ヶ月。
芳香成分は飛んでいきまーす。
ほのかに香る時もありますが、ブレンドするノートの種類によっては、香りも変わり全く香らないなんてことも…
ラベンダーは、酢酸リナリルが減少するという事は、鎮静作用が得られない??
温度以外にも苛性ソーダの強アルカリに反応して分子構造が変わる可能性もあります。
もちろん精油もメーカーによって、植物の産地、栽培方法などなどいろんな過程によって香りも違います。
アロマテラピーで学んでいる精油たちは全てとっても良い香り。
でもそんな良い香りの精油を石けんに使ってクラフトと同じ作用が得られるのか?
高価な精油を使えば良いのか?
そこら辺ももう少し学びたいなと思い、今学んでいるのが
「精油で創る石けんの香り」
です。
ハタヤ商会のAYA 先生。
vol.1 バランスの良い香り
vol.2 効果的な香り付け
vol.3 TIPSあれこれ
AYA先生のブレンドのアプローチや精油の知識や感性を磨いて、石けんへの香り付けを学びます。
精油の香りからイメージして、言葉に表し石けんにストーリーを創る。
オイル、精油の個性、効能、肌への影響、香り全ての面から考えイメージして自分だけの石けんを創る。
そんな素敵な石けんを創れるようになりたいなぁと思っています。
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